大ヒット漫画「鬼滅の刃」。主人公が来ている着物の柄をご存知でしょうか?
これは市松模様と言います。でも松と言うのに松の模様はどこにもありません。これは江戸時代に佐野川市松という人気歌舞伎役者が演目の中で着た袴の柄に由来していると言います。その袴は紺と白の碁盤縞だったことから、当時女性の間でこの柄の着物や帯が大流行し、佐野川市松の名前から市松模様と名付けられたと言われています。
また、同じのパターンを繰り返す繋ぎの文様は耐えることなく長く続くことを意味する縁起の良い柄としても使われています。
東京オリンピックのエンブレムでも市松模様の柄が使われています。来年開催予定ですが、鬼滅の刃の大ヒット同様、オリンピックも成功してほしいところです。